皆さんはAutoCADについて自在に使いこなすことが出来ていますか?
今回は、建築業界で10年以上AutoCADを利用してきた筆者が、これから始めたいと思っている方や、初心者の方で上手く操作が出来ないという方に向けて、基本的な操作を解説していきたいと思います。
設定や細かい内容は省略しますが、今回の記事を読んでいただければ、まずは押さえておきたいポイントがわかる為、すぐに実践の業務で役立てることができると思います!
目次
AutoCADとは
下記にも記載の通り、業界で最も有名なCADソフトであり、2Dの図面作成業務においては最も使われているソフトです。
AutoCADは、AUTODESK社が提供する建築、エンジニアリング、設計向けのCADソフトです。
業界最高クラスの2D作図やドキュメント作成をはじめ、3Dモデリングやビジュアライゼーションにも対応。ワークフローの自動化や、拡張性・カスタマイズ性の高さ、データの保存・共有など多彩な機能を備えており、同分野では欠かせないソフトとして活躍しています。
https://m-and-f.jp/1980/#:~:text=AutoCAD%E3%81%AF%E3%80%81AUTODESK%E7%A4%BE%E3%81%8C,%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E6%B4%BB%E8%BA%8D%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
AutoCADのまずは覚えたい基本操作

基本のきだよ
マウス操作について
マウスは左クリックで選択、右クリックで確定。対象のオブジェクトを選択したい場合は2パターンあります。一つ目が左クリックをした後に左→右にドラッグする方法。青い範囲で対象を全て囲うと選択されます。(下の写真)

二つ目は左クリックをした後に右→左にドラッグする方法。こちらの場合は緑の範囲内にオブジェクトが少しでも入っていると選択されます。

その他にも右クリックすると繰り返しのコマンドだったり、オブジェクトへの色々な操作もできるため、使いこなせばパネルを毎回クリックしなくても良くなります!
キー入力について

覚えたら便利だよ
キー入力は作図領域の下側についているバナーで文字が入力できるところです。AutoCADの操作は他のCADとは違い、基本的な操作はコマンドをキーボードで入力し、対話方式で作図を行なっていきます。
もちろんパネルを選択して操作も可能ですが、キー入力をした方がスムーズで効率的に作図が可能になります!下の写真では(少しみづらいかと思いますが)画面左側に線分コマンドがあり、選択すれば線を書くことが可能ですが、キー入力でlineとコマンドを入力することでも操作が可能です。


lineと入力するくらいならパネルを直接操作した方が手取り早いのでは?と思うかと思いますが、実際はlとコマンド入力をすると候補をだしてくれるので、lを押してEnterかスペースキーを押すだけで線をかくことができます。
直交モードとオブジェクトスナップについて

地味だけど、とっても大事だよ
直交モードは画面で線を書いたり、オブジェクトを移動したりする際に水平垂直に固定できる機能です。位置は下の写真の左側のLの記号が点灯しているときは直交モードオンでクリックするれば自由に切り替えができます。ちなみにF8を押せばワンクリックで切り替えできます!
オブジェクトスナップはオブジェクトの端点を選択したい(選択したくない)時に切り替えることができる機能です。位置は下の写真の右側四角の記号です。左クリックで切り替え、右クリックで押さえたいポイントを選択できます。まずは端点、中心、交点、延長が選択されていればよいかとおもいます。

よく使う基本コマンド

一つずつ覚えていってね
コマンドはたくさんありますが、その中でも特に使うことが多い基本コマンドを紹介します。
- 線分を描く


コマンド名は『line』 です。1点目と2点目、3点目というように任意の点をクリックしていき、最後にEnterかスペースを押して確定します。「次の点を指定」に対してバナー数値を入力することで、座標を使った線分も作図することができます。
- 長方形を描く

コマンド名は『rectang 』です。「一方のコーナーを指定」で任意の点をクリックし、「もう一方のコーナーを指定」で作図したい長方形の幅と高さを入力することで、任意の幅と高さの長方形が作図できます。
- 円を描く

コマンド名は『circle』です。
円の中心をクリックして指定し、半径となる点をもう一度クリックすることで円を作図します。
この時、数値を入力して半径を指定することも可能です。コマンド名「circle」を入力します。
円の中心をクリックして指定し、半径となる点をもう一度クリックすることで円を作図します。
この時、数値を入力して半径を指定することも可能です。
- 寸法を描く


コマンド名は『dimlinear』です。 押さえたい点を選択することで連続して寸法線を作成できます。『dim』コマンドであれば、半径や角度も計測できますが、基本的にはシンプルな水平垂直専用の『dimlinear』を使うのがおすすめです。 また、『dimstyle』で寸法設定をすることで最適な文字サイズ、位置、矢印サイズなどを設定し、切り替えすることがも可能です。
- トリム

コマンド名は『trim』です。 指定した「境界オブジェクト」に交差している部分を切り取るコマンドで下の写真の赤丸の線ような線を切り取りたいときに使います。


また個人的にはバナーに記載の切り取りエッジ(T)で操作する方が利便性が高いと思っています。 手順は『trim』コマンド後に”t”と入力し、Enterかスペース→①切り取りの境界線を左クリック→②右クリックで確定→③切り取りたい線分を左クリック で切り取ることができます。 手順は多くなりますが、消したい箇所を的確に消すことができるのが良いです。


コマンドの効率をあげる裏技

キー入力の効率がアップするよー
裏技と勝手に思っているだけなのですが、意外と知らない人がいないのでぜひ覚えていってください。自分の画面はmac版なのですが、windows版にもツール→カスタマイズ→コマンドエイリアスの編集というタブがあります。そちらをまず選択して開いてください。

開くとコマンドとエイリアスの羅列がたくさんでてきて嫌な気持ちになったと思います。 でも安心してください。全然難しいことではありません。左側がコマンドの羅列で、右側のエイリアスがコマンドを使う為のキー入力のショートカットです。 結論からいうと、キー入力のショートカットをこの設定で使いやすく変えることが目的です。

例として、さきほどご紹介した寸法線を描く『dimlinear』のショートカットを”d”に変更したい場合を説明します。コマンドエイリアスは重複して設定することが出来ない為、すでに設定されているエイリアスを先に変更してから設定することなります。下の写真の通り、『dimstyle』を”dim”に変更したのちに『dimlinear』のショートカットを”d”に書き換えてください。


キー入力”d”で『dimlinear』が使えるようになりました!

今回は一例ですが、自分でよくつかうコマンドや押しやすいキーのショートカットを設定することで、自分好みの効率的な設定がつくれるようになるので是非挑戦してみてください! ちなみに自分は円を描く『circle』を”EN”とかで設定しており、とても使いやすいです。
AutoCADの基本操作まとめ
先ずここまでよんでくださり、ありがとうございました!今回ご紹介した基本操作および、自分でも操作にある程度なれていっていただければ、着実に実務に活かしていけると思います。
正直なところ、今回ご紹介したものはほんの一部で、まだまだご紹介したい便利な機能や設定などがあります。今後も発信をしていきたいと思いますので、是非みにきていただけると嬉しいです!
説明していませんでしたが、たまに出てくる猫(むゆぎちゃん)は我が家の愛猫です。笑 今後もアシスタントとして登場してもらいます。
ではまた!

みてくれてありがとにゃー